「伊能忠敬」
日本地図をつくった人物としてご存知だと思います
小学6年生の国語の教科書に約20ページ分にわたり
彼の為した偉業がつづられています
社会地理の学習とも関連が深いですよね
●若いころから優秀だった忠敬は実業家として成功を遂げ、念願だった天文暦学を学ぶために、49歳で家業を長男にゆずりました
●そしてさらに測量(観測)も学びながら、あらゆる困難・障害を乗り越えて、江戸時代後期の1821年に日本地図(大日本沿海輿地全図ーだいにっぽんえんかいよちぜんず)を完成させました
※天文暦学・・・太陽や月、星の動き、地球の運動などを観測して研究し、正しい暦をつくる学問
※「伊能図」と呼ばれるこの地図は、現代の技術で作った地図と重ね合わせても、おとらないできばえのものでした
※「伊能図」は忠敬の死後3年ののちに弟子たちが完成させました
ここで独自にフォーカスしたいのは次の2点です
❶忠敬の頭脳
◇忠敬は若い時から優秀で学問を志しており、その熱意もあって年老いたあとも、自身の学びを順調に進化させていきます。
◇情熱から湧き出る日々の努力が、彼の優秀さをさらに輝かせたのだと思います。
❷忠敬の精神
なんといっても忠敬のスゴイところは、彼の精神・人間性に尽きるのかなと感じています。
なかなか真似のできない、素晴らしさが満載ですよね。
◇20歳近く年下の高橋至時(よしとき)を敬愛し、終生の先生とした
◇学問・観測などに心底打ち込み、心から愉しんでいた
◇目的達成のため、至時先生の死・信頼する部下の死・その他あらゆる逆境を乗り越えた
彼の偉業を支えたのは、もちろん周りの多くの人たちの手助けです。
忠敬には応援したくなるような人間性があったのだと思わずにはいられません。
肝に銘じたいと思います <(_ _)>