祇園精舎の 鐘の声、
(ぎおんしょうじゃの かねのこえ)
諸行無常の 響きあり。
(しょぎょうむじょうの ひびきあり)
沙羅双樹の 花の色、
(しゃらそうじゅの はなのいろ)
盛者必衰の 理をあらはす。
(じょうしゃひっすいの ことわりをあらわす)
おごれる人も 久しからず、
(おごれるひとも ひさしからず)
ただ春の夜の 夢のごとし。
(ただはるのよの ゆめのごとし)
たけき者も つひには滅びぬ、
(たけきものも ついにはほろびぬ)
ひとへに風の前の 塵に同じ。
(ひとえにかぜのまえの ちりにおなじ)